イクメンとは?イクメンが嫌いすぎてその由来をちょっと調べてみた
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おまめ
こんにちは、おまめ(@omame_no_okane)まめ。
まず初めに、私は男性です。そして1歳10ヶ月の娘を持っています。育休や育児時短をとっています。

そして下の記事で書いているように「イクメン」という言葉が嫌いなのです。

どうして「イクメン」という言葉が生まれたのか。その起源を調べたくなって、ちょっと調べてみました。
本記事では「イクメン」の歴史に迫りたいと思います。

おまめ
イクメンとは?その歴史に迫る・・・まめ。
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1.イクメンを簡単にいうと?

まず、初めにイクメンとはどういう人のことを指すのでしょうか。
言葉として世間一般に認知されてきているので、多くの方が知っているとは思いますが、
イクメンとは大辞林で以下のように定義されています。

〔育児とイケメンの合成語〕
俗に,子育てを積極的に楽しむ男性。

スーパー大辞林3.0
俗に,子育てを積極的に楽しむ男性。』と定義をされております。
これは私の主観ではありますが、世間一般的にはもう少し解釈が違って『育児を積極的に手伝っている男性』という広い定義で使われているような気がしています。

 

子供のオムツを替えたり・寝かしつけをするだけで、『イクメン』と呼ばれることような経験がよくあります。

 

おまめ
イクメンとは『俗に、子育てを積極的に楽しむ男性。』
ふむふむまめまめ。

2.イクメンはイケメンからの派生語?

『イクメン』という言葉はどうやら『イケメン』から派生しているみたいです。

 

おまめ
『イクメン』が『イケメン』から派生しているなんてこと、と、とうぜん知っていたまめよ。(汗)
色々と調べてみると、(株)博報堂のアートディレクターさんが「当時は子育てしている男性はかっこ悪いと思われていた、それだったら女性がかっこいい男性の代名詞で使っている『イケメン』をもじったらどうだろうか?」という考えで『イクメン』と命名をしてヒット・定着した言葉とのことです。

おまめ
昔は男性が育児をすることがかっこ悪いとまで思われていた時代まめとは・・・そこまでとは思わなかったまめ;)

3.イクメンは2010 ユーキャン新語・流行語大賞TOP10入り

イクメンは2010年の新語・流行語でTOP10入りとなったようです。
つまり2010年に誕生した言葉なのかなと推測されます。
(調べてみると言葉としては2010年より前に誕生して、2010年に流行となったみたいです。)
当時、つるの剛士さんが流行語大賞の授賞式に出席をして、『イクメン』について素晴らしいことを語っていました。(以下引用)

選んでいただいてありがとうございます。自分の口からイクメンと発したことがない。男性が育児休暇を取ることが共感をいただいて、大変うれしく思う。育児休暇が普通になって、いい意味でイクメンという言葉が消えていければと思う。

今まで、つるの剛士さんに特段の思い入れはなかったけど、この発言で一気に好きになりました。

おまめ
つるのさん、おまめと全く同じ考えを持っていたまめよ。
この人が受賞されて本当に良かったまめ。
また、これは完全に余談になりますが、2010年の新語・流行後TOP10を全て調べてみました。
2010 ユーキャン新語・流行後大賞TOP10
  • いい質問ですねぇ
  • イクメン
  • AKB48
  • ゲゲゲの~(大賞)
  • 女子会
  • 脱小沢
  • 食べるラー油
  • ととのいました
  • ~なう。
  • 無縁社会

 

おまめ
AKBがTOP10入りで大賞がゲゲゲの女房のゲゲゲの〜が大賞とは時代を感じまめねぇ・・・なう。

4.イクメンプロジェクトについて(厚生労働省)

私は2010年に流行語大賞に選ばれたということで、2010年に産まれた言葉なのかなと推測していました。
しかし、実際には2010年より前に言葉としては誕生しており、2010年6月の国会で長妻昭旧労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉をはやらせたい」と発言し、イクメンプロジェクトを始動させたことをきっかけに一気に言葉として浸透していったとのことです。
イクメンプロジェクトとは
厚生労働省が2010年6月17日に男性の子育て参加や育児休暇取得の促進等を目的として始動させたプロジェクト。
イクメンプロジェクトのサイトを見てみると様々なイベントや公式ソングを作成したり、様々な活動を行っているようです。(私はこのプロジェクトの存在を今回初めて知りました。)
次に、このプロジェクトの成果指標となる男性育児休暇の取得率のデータをみてみましょう。
 
このグラフにて、1.38(H22)→5.14(H29)となっており、プロジェクト発足当時から7年間で3.72倍に増加していることが見受けられます。これが全てプロジェクトの成果だと仮定すると、成果としては一定数あがっているのかなといった印象です。

ただ、このグラフを見て個人的に思うところは、以下の点です。まだまだ男性の育児が世間として認められているのかなということには疑問符がつくところです。

 

  1. 単位が日数ではなく人数であるため、1日だけ育休を取得しても算出されている可能性がある。
  2. 3倍以上に伸びてはいるものの、そもそも一桁%台と絶対数として少ない。

 

(2019年12月7日追記)
上記で記載した1の育休取得日数については、厚生労働省のデータを見つけたので追記します。やはり男性の育児休暇取得期間は7割が2週間未満という短期間であることが分かりました。私の感じたことはあながち間違いではなかったです。
(詳細はこちらの記事をご覧ください。)

おまめ
イクメンプロジェクトの基本理念は共感できるまめ。
後は、広報活動などを充実させて、1人でも多くの男性がより長い期間育児休暇を取得できるような社会を創生して欲しいまめ。

5.まとめ

今回、イクメンという言葉の由来について調べてみました。
流行語で選ばれたり、プロジェクトが始動されていたりと知らなかった部分も色々と知ることが出来て、イクメンという言葉が嫌いすぎて調べて良かったです。
また、イクメンという言葉の普及によって、少しずつ社会に対する男性育児の見方が変わってきているのかなとも思えるようになりました。
つるの剛士さんが授賞式で話していたように『男性の育児休暇が普通となって、いい意味でイクメンという言葉が消えてほしい。』
そのような社会になるよう微力ではありますが、引き続き発信していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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